1.糖尿病性網膜症 2.糖尿病性腎症 3.糖尿病性神経障害 |
合併症の中で最も早く出てくるのがこれです。中心となる末梢神経障害の足や手の症状の出方は様々で、 手足のしびれ、怪我や火傷の痛みに気づかないなどです。
そのほか筋肉の萎縮、筋力の低下や胃腸の不調、立ちくらみ、発汗異常、インポテンツなど、さまざまな自律神経障害の 症状も現れます。 |
糖尿病 |
平成9年の糖尿病実態調査によると、「糖尿病が強く疑われる人
」690万人と「糖尿病の可能性を否定できない人」80万人を合わせると、全国に1,370万人いると推定されている。
でも、糖尿病で治療を受けて いる人は約212万人 (平成11年患者調査による総患者数)しかいない。きちんと治療をいないと大変な事につながります! |
魚の目、タコの悪化 |
糖尿病のある人は、靴で足を傷つけてしまうことが
よくあります。ちょっとした靴擦れや魚の目、タコが潰瘍になり、炎症を起して壊疽(えそ)に進むこともあります。(下図
) 多くの論文によると、高齢の、すなわち病歴の長い2型糖尿病者の50%以上に末梢神経障害があるのは、間違いありません。
自覚症状が有ろうが無かろうが、 神経障害は専門医が検査しないと分らないのです。だから意識して正しい靴を選ばなくてはいけません。糖尿病用の靴は足の薬なのです。 |
例)炎症を起して 壊疽に進む!
『血管障害を伴う
壊疽の進行』 |
常に体重のかかる場所や骨の突出した箇所に、このような大きいタコ (下図・左)ができます。中心部に潰瘍を形成していますが、神経障害のため、
痛みはありません。
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そのタコを自分で削り取ろうとしたものです(
上図・中)。血管障害のため血流が悪く、傷が治らないところにさらに感染も併発して大きな潰瘍ができました。 わずか
一週間後には上図・右のように、真っ黒に
死んでミイラ化してしまいました。 結局、壊死した部分を切断することになりました
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糖尿病の方には こんな靴を
履きましょう: |
革が柔らかく足全体を締め付けない指先がゆったりした 靴を履きましょう。インソールでアーチを形成・少し柔らかな物を。 |
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